大原宝泉院の「額縁の五葉松」
宝泉院は額縁庭園で有名である。
その、額縁の中には樹齢700年の「五葉の松」が収まっている。これは京都市指定の天然記念物に指定されている。
このお寺は、観光客にも大変人気がある。春、桜の季節や紅葉の季節には常に40・50人が並んでいる。
拝観客は、五葉の松の見える座敷に通され、境内入口で渡されたお抹茶券と交換に一服の抹茶と茶菓子を供される。
また、境内には宝楽園という庭園もつくられている。
このように、立派な五葉松が目の前に広がる。
駒札には五葉松の説明が載っている。
丁度額縁に入ったようだ。
手入れの行き届いている。
裏から眺めていても豪快さが素晴らしい
坊内にある「血天井」は、関ヶ原の戦いの前哨戦となった伏見城の戦いの際に徳川家臣鳥居元忠以下数百名が自刃した伏見城の床板であり、その霊を供養するため天井板としているものである。
この天井板は生々しさを思い起こさせる。
建物の出口近くに木炭で作られた「木琴?」が置かれていた。
リクウェストして弾かせていただいたが、金属製の響きのあるいい音階が作られている。
ここはのんびり、ゆっくり抹茶を飲んでお菓子を食べて、というのが似合うところだ。
この項 <完>
by mo-taku3 | 2012-05-23 18:15 | (仏閣)京都のお寺 | Comments(2)
大原へ行くと 何時も三千院だけお参りしてトンボ返りです
血天井は中学の修学旅行の折に見ました 当時は伏見城の戦いも良く判らず 気持ち悪かったことだけを覚えています
ゴヨウマツは全く記憶から消えていました
大原もすっかり観光地化してしまい 昔の風情が無くなりましたね
琴は サヌカイト製ではありませんか? 大原は天台声明の聖地(CDを買いました)ですから 声明用の石琴では?
サヌカイト製のことは不勉強です。