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【飛鳥資料館】 飛鳥の写真展もやっていた。

【飛鳥資料館】 飛鳥の写真展もやっていた。


明日香村は遺跡の宝庫で、今でもあちこちで発掘が行われている。
新しい歴史の遺跡が次々と顔を出していますが、この資料館では、こうした発掘遺跡もとに研究が行われ、最新の飛鳥研究の成果を分かりやすく展示しているとしています。

飛鳥資料館の駐車場横には、石人像のレプリカの上に飛鳥資料館の看板が掲げられている。

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チケットを買って、この飛鳥資料館を見るとかなり広い敷地に、建屋と大きな庭園が配置されていた。
また敷地を横切るように川が流れている。

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橋を渡るとすぐ左の前庭に大きな「亀石」が目に入る。
他に広い庭園にはゆったりと、須彌山石、酒船石、石人像から水が流れ、飛鳥の石造物の往時の様子をレプリカで再現されている。

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資料館の内部は、一階には玄関ロビー、第一、第二の常設展示室、図書閲覧室があり、小さなミュージアムショップも付属している。地階は、ビデオ映像で飛鳥の遺跡を紹介する映写ロビーやポスターギャラリー、キトラ古墳壁画を紹介するコーナーや特別展のときに用いる第三展示室(特別展示室)もおかれている。

しかし、生憎一階は全面改装工事か何かで見学することはできなかった。
水落遺跡の再現建屋が見られると聞いてきたが、残念でした。

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正面から入れず、側面から入って地下に降りると、明日香の写真展をやっていた。
明日香の四季が撮られた、しかも入選作品のみだがかなりの量で、明日香のことがよくわかるすばらしいものばかりだった。

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その横には、飛鳥寺の塔芯のところから出土した、珍しい皮製の甲(かぶと)の桂甲(けいこう)が展示してあった。

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その横には「キトラ古墳」の石室の内部写真が展示してあった。
かなり鮮明に写っているところを見ると、発掘初期に写したようだ。

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アンタッチャブルな遺跡として手付かずだった、蘇我倉山田石川麻呂の菩提寺である山田寺の発掘が進められ、その遺構の一部が再現され展示されていた。
(蘇我倉山田石川麻呂とは)
“乙巳(いっし)の変”の際、中大兄皇子、中臣鎌足と共謀して入鹿の誅殺をはかった人物である。
蘇我入鹿暗殺後、脱出した古人大兄皇子が述べた「韓人(からひと)、鞍作(入鹿)を殺しつ」(「韓人殺鞍作臣」)の韓人は、先祖にその名を持つ、蘇我倉山田石川麻呂を指すという説もある。
その後、改新政府において右大臣に任命されるが、異母弟の日向に石川麻呂が謀反を起こそうとしていると密告され、孝徳天皇により兵が派遣されたため、長男の興志ら妻子と共に全く抵抗せず、山田寺で自害した。
なお、この事件は中大兄皇子と中臣鎌足の陰謀であったとされている。

その後、たたりを恐れて埋もれたままになっていたが、1980年頃から発掘が始まった。
過去殆どの遺跡建材は他で利用されたりして残っていないのが普通であるが、史実どおりこの山田廃寺(東回廊他)は、倒壊したままの姿で発掘された非常に珍しい例である。

説明板にそのことが書かれている。のでお読みいただきたい。

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その山田廃寺の東回廊が再現されている。

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その時の発掘の様子を見ることができる。

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山田寺講堂にあった如来像の仏頭。
この如来像は興福寺に移されていたが、やはり運命か火災に合い仏頭だけがのこされた。
非常に上品なお顔である。

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このように、遺跡が発掘されるにつれ、史実の正しさが証明されてきている。
また、歴史的なノンフィクションの物語が現れてくることにより、当時の人々の心情もうかがい知ることができる。







この項 <完>

by mo-taku3 | 2012-08-23 13:19 | (歴史)関西史 | Comments(2)

Commented by toshi at 2012-09-10 07:19 x
山田寺の復元回廊を観るだけでも行く価値が有りますね 飛鳥資料館は少し離れているので 車がないと行きにくいです 
私は レンタルバイクで訪問しました(結構便利ですよ) 石人像は どう見ても異文化の不思議な香りを感じます 
Commented by mo-taku3 at 2012-09-10 22:24
コメントが奥行きがあるのでいつも感心してます。
この飛鳥資料館はバスが通ってますので問題ないですよ。
山田廃寺は手つかずの貴重な遺跡ということで、かなりの力の入れようになっているようです。
石人像は確かにそうですね。何かで読みましたが、シルクロードのアフガンかペルシャ当たりの文化が入っているようにききましたが。