西陣界隈
西陣とはその名の如く、応仁の乱で西軍の山名宗全が陣を構えたところで、そのままの名前が地名になったところである。
この界隈は「千両ヶ辻」と呼ばれていたところで、毎年9月の秋分の日に「千両ヶ辻伝統文化祭」が行われている。
(ポスターには)
昨今心の原風景をたどり、いやしを求めながら人々の関心が伝統、文化、歴史に対し高まっております。
西陣千両ヶ辻界隈では“伝統”や“文化”を広くアピールすることを目指す有志による手作りの祭り第10回「西陣・千両ヶ辻伝統文化祭」を開催致します。
「千両ヶ辻」とは、大宮通り今出川下ル界隈を「千両ヶ辻」と江戸時代中期(文化文政時代)以降呼ばれ一日に千両の生糸、千両の織物、千両の金子が、動いたと云われております。
町家公開・歴史資料の公開・西陣歴史研究発表・屏風及び絵画展・町家写真館公開・工芸作品の展示・野点・各種小売物販etc加えて近年京都のパワースポットで注目されている晴明神社の祭礼巡行が行われます。
当日は特に上七軒舞妓接待による野点・京都市埋蔵文化財研究所に依る地域の歴史に関する講演会、第三回西陣・千両ヶ辻文化検定試験(題材として千両ヶ辻の概論・町家・西陣織・芸術文化・歴史関係(安倍晴明・平清盛・源義経・応仁の乱・聚楽第・幕末明治)を実施致します。70点(100点満点)以上の方には認定書を発行致します。
着物姿が似合う町です(雨天以外)着物姿か浴衣でまち歩きも如何ですか。云々・・・。
とあります。
今回は当日出かけれませんでしたが、来年は行ってみたいと思っています。
【西陣・呉服問屋の 大店の姿(冨田屋)】
伏見で両替商を営んでいた冨田屋が、西陣産地問屋システムを作り上げ現商家を建てたのは明治十八年です。明治期の典型的な大店の町家として国の登録有形文化財の指定を受けております。現十三代目。
こだわりの本物の町家の造りのこの建物は、[表屋造り]店舗と奥の住居からなる京の町家建築様式。
通りに面した間口八間を有する店舗構えから、奥へ奥へとのびる空間がある。
三つの蔵と季節の風の流れを感じる六つの坪庭、奥には茶室「楽寿」、能が舞われた離れ座敷など、本物にこだわった西陣の秘めたる暮らしぶりがうかがえます。
町家写真館公開している。
「西陣・千両ヶ辻伝統文化祭」
多数のご来訪お心より待ちしております。 【日時】9月22日(秋分の日) 10時~17時 【場所】大宮通今出川以南 一条通以北の大宮通り、三町内 (薬師町・北之御門町・石薬師町) 地下鉄「今出川駅」下車西へ徒歩15分 市バス「バス停:今出川大宮」下車すぐ (系統:51・59・201・203・洛バス101・洛バス102) 主催/伝統文化祭「西陣千両ヶ辻」実行委員会 事務局/京都市上京区大宮通今出川下ル薬師町236-1 「㈱仲文選堂」内 ℡075-432-3228 ※ お車でお越しの場合 誠に恐れ入りますが、駐車スペースは用意出来ませんので最寄りの100円パークを御利用下さい。
この項 <完>
by mo-taku3 | 2012-11-10 22:37 | (紹介記事)京都 | Comments(2)