【上徳寺】;世継地蔵と家康側室阿茶の局
ここ【上徳寺】は、平安貴族たちが詩歌管弦を楽しんだ平安京河原院跡。
1603年(慶長8)徳川家康の帰依を得て伝誉一阿が開創。また、家康側室阿茶の局開基。
墓地には、阿茶の局の墓がある。
本堂。現在の本堂は明治期に永観堂祖師堂を移築してきている。
地蔵堂。境内には世継地蔵を祀るお堂があるに祈願すると良い世継が授かると、子授け、安産、息災祈願の人が絶えないという。
「江戸時代の初め頃、この寺の信者が世継ぎ誕生を願って御堂に籠もったところ、その夢枕に地蔵が現れ「我を石に刻み祈念せよ」というお告げを下した。
信者がそのとおりにすると見事に世継ぎに恵まれたため、以後世継地蔵として世に知られる様になった。
現在の地蔵堂は1871年(明治4年)の再建で、高さ二メートル余の石地蔵を安置している。」
残念ながら石地蔵は見ることができない。
絵馬は、「よだれ掛け絵馬」である。
このお寺は、先にも述べたとおり、家康の側室「阿茶の局」開基によるもので、これが阿茶の局の墓石です。
ここで阿茶の局のお墓を探していたら、親切に気持ちよく教えてくれた。御礼申し上げたい。
この項 <完>
by mo-taku3 | 2013-05-02 14:17 | (仏閣)京都のお寺 | Comments(2)