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古代歴史を感じさせる【等彌(とみ)神社】

古代歴史を感じさせる【等彌(とみ)神社】


等彌神社(とみじんじゃ)は、奈良県桜井市桜井にある神社。『延喜式神名帳』に掲載されている大和国城上郡等彌神社に比定されている。
明治時代までは能登宮と呼ばれていた。
本社にあたる上ッ尾社の祭神は大日霊貴命とされるが、饒速日命とする説も存在する。

創建年月は不詳であるが、社伝によると当社は古来より鳥見山に鎮座していたとされる。鳥見山は初代天皇とされる神武天皇が皇祖神を祀った場所と伝えられる。天永3年(1112年)、山崩れにより社殿が埋没。社殿修復して現在の地に移した。
昭和15年(1940年)、県社に列格した。

派手さはないが、落ち着いた神社だ。
鳥見山は、神武天皇が橿原宮に即位し、皇祖天津神を祀って大孝を申し上げた地。
当社は、式内社・等彌神社に比定される古社。

鳥見山の内の能登山の麓にあり、能登宮とも称されていた。
明治以前の能登宮は、下津尾社が祭祀の中心だったらしいが現在は、上津尾社が中心。下津尾社は末社となったようだ。
現在の祭神は大日孁貴尊だが、饒速日命とする説もある。

下津尾社。

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旧参道。上津尾社へは側面に通じている。

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上津尾社。この神社の本殿である。作りもしっかりしている。
現在は上津尾社が中心になっている。

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この石碑をご覧いただきたい。
旧華族・皇族の方が参拝されている。どのような歴史的背景があるのか、非常に興味深い。
何かの機会に調べてみたい。
鳥見山・神武天皇・橿原宮・皇祖天津神 に関係してくるのではないか?

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これは、等彌神社の手前にある「桜井護国神社」である。
存在価値は薄そうである。

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*鳥見山へは登らなかったので、とりあえず、目に付いた末社を紹介している。




この項 <完>

by mo-taku3 | 2014-01-24 15:00 | (寺社)関西の神社・仏閣 | Comments(2)

Commented by toshi at 2014-02-26 07:32 x
三輪山よりかなり南にある意味が良く判りませんが 初瀬の出雲や三輪山との位置関係に何か意味があるような気がします 神武天皇が皇祖神を祀ったとすれば この地が可也重要な場所だったように思えます
Commented by mo-taku3 at 2014-02-26 17:17
ここは資料も少なく歴史がわかりにくいところですが、重要な意味を持っているような気がしました。
何せ古いお堂が行くとあり、歴史が詰まっているようにも思いました。また調べてみたいと思うところです。
祭神の饒速日命は物部氏の祖神ということで興味さますますそそる気がします。物部は一説によると鴨・葛城・蘇我などとも同族のようなので面白い気がします。