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西国(14番)札所【三井寺観音堂】20140131

西国(14番)札所【三井寺観音堂】20140131


三井寺観音堂

三井寺(園城寺)は、壬申の乱で敗れた弘文天皇の菩提を弔うため、皇子の大友与多王が天武15年(686年)に寺を建立したのが創始と伝えられている。
当初は大友氏の氏寺だったが、平安時代に比叡山の智証大師が寺を復興して延暦寺の別院としたといわれている。伝教大師(最澄)の死後、比叡山の慈覚大師と園城寺の智証大師の対立が激しくなり、園城寺はしばしば焼かれたようである。
この対立が結果として、高僧の輩出、寺の発展を促し、東大寺、興福寺、延暦寺と共に園城寺は四大寺の一つに数えられるようになったという。

さて、三井寺の唐院「唐院四脚門(重文)」をぬけて右に1km程度道なりに歩くと、「西国14番札所 三井寺観音堂」という標石に出会う。ここが観音堂への登り口である。

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西国札所を回られた方は御存じと思うが、弘法大師の真言密教の流れを汲んでいるお寺が主であり、「修業」に基本を置いている関係上、本堂に辿りつまでにはこのような坂道は当然のごとくある。
何度か止まらなければ上りきらない。これが西国札所を回っているという実感がしてくる。

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坂を登りきると右手に、ひときわ大きな建物「観音堂」が建てられている。
「観音堂」は園城寺の寺域最南部に位置しており、西国十四番札所である。
西国三十三所の札所になっていることから参拝者は多い。
現在の堂は元禄2年(1689年)に再建されたものといわれている。
「観音堂」は滋賀県の有形文化財に指定されている。

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堂内に安置されている本尊「如意輪観世音菩薩」は平安時代の作とされ、三十三年毎に開扉される秘仏である。本尊の他に、愛染明王坐像、蓮如上人木像が安置されている。
本尊「如意輪観世音菩薩」、「愛染明王坐像」は重要文化財に指定されている。

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「観音堂」前の広場の隅にある石段を上ると展望台があり、大津市街や琵琶湖を遠望することができる。
紅葉の季節は素晴らしいらしい。

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坂道を上がって、直ぐ左側に「百体堂」がある。
これがなかなか素晴らしい。
百体はあろうかと思われる観音像が安置されている。そして一体一体が見事な造りで美しい。
「百体堂」は滋賀県の有形文化財に指定されている。

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まだ新しいのか、見事な「大津絵」が入り口にかけられており、ひときわ目立っている。

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「観月舞台」。
嘉永3年(1849年)の建立とされており、琵琶湖を眼前に見通すことのできる位置にあり、観月のための場所として好適である。「観月舞台」は滋賀県の有形文化財に指定されている。

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御詠歌で書いていただいた「御朱印」。
1月31日に行ったが、30日となっているのは残念である。
また、字のへたくそなこと、これも・・・である。

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御朱印を除いては充実した参詣であった。
とにかく三井寺全体が素晴らしい構図であり、またそれぞれの堂宇もきれいに整備されていた。




この項 <完>

by mo-taku3 | 2014-01-31 12:40 | (巡礼)西国三十三ヵ所 | Comments(2)

Commented by toshi at 2014-02-26 07:54 x
学生時代に 白河法皇の言葉にある三井寺の僧兵の痕跡を求めて参拝した記憶がありますが 写真を見ても何も想い出せません もう一度確かめに行かなくては...
天智天武持統三帝の産湯から三井の寺と云う縁起がこじ付け臭いですね
Commented by mo-taku3 at 2014-02-26 17:26
私も2回目ですが過去の印象は全くありませんでした。
今回行ってなかなかいいところのように思いゆっくりしてきました。何度でも行きたい気がします。(観音堂だけでなく)