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知る人ぞ知る『正伝寺(西賀茂)の庭園』20150617

知る人ぞ知る『正伝寺(西賀茂)の庭園』20150617


正伝寺と聞いても京都でもなじみは無いと思う。
しかし、一度行った方はまた訪れてみたいと思うところである。
特徴は、石庭である。
龍安寺よりも規模は小さいが、リニューアルされた白砂の白塀に囲まれた庭は美しい。

正伝寺、文永5年(1268年)、東巌慧安が師の兀庵普寧を開山として烏丸今出川に創建したのがこの寺の始まりとされる。兀庵は中国(南宋)からの渡来僧で、文永2年(1265年)に帰国しているが、東巖は師の兀庵を開山に勧請したものである。
寺は比叡山延暦寺の衆徒によって破却され、東巖は鎌倉の聖海寺(現存せず)に移り、同地で建治3年(1277年)に没した。
寺が再興されたのは弘安5年(1282年)のことである。
同年、賀茂社の社家・森経久の援助により寺は西賀茂の現在地に移り寺運は興隆した。
室町時代には天皇家、将軍家の帰依を受けたが、応仁の乱(1467年 - 1477年)の兵火により衰退した。
その後、豊臣秀吉や徳川家康の援助を受け復興され、江戸時代には塔頭5寺を有していた。
しかし、今は塔頭をもっていないようだ。

本堂(方丈)は伏見城本丸の御殿の1つが移建されたものと考証されている。
廊下の天井は「血天井」と称され、伏見城落城の際に自刃した鳥居元忠らの血痕が残った廊下の板を用   いたものという。


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障壁画は作風等から狩野山楽一派の筆と推定されている。

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本堂前の枯山水の庭園は小堀遠州作と伝えられている。白壁越しに比叡山を望む借景式庭園であり、岩を用いず、白砂とサツキの刈込みのみで構成されている。「獅子の児渡しの庭」と呼ばれる。

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このお寺の住職さんは気さくな方で、青ガエルのの生態についてわざわざ鐘楼前まで下りてきて説明をしてくれました。

足の便があまり良くないので、訪れる人が少ないが是非一度訪れていただきたいと思っています。





この項 <完>

by mo-taku3 | 2015-06-17 13:12 | (寺社)京都の神社仏閣 | Comments(0)