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悟りの窓と血天井の『鷹峯源光庵』20150617

悟りの窓と血天井の『鷹峯源光庵』20150617


このお寺はこの地区に多い日蓮宗の中で、禅寺である。
初めここ源光庵は貞和2年(1346)大徳寺の徹翁国師(てっとうこくし)により臨済宗のお寺として創建された。その後、一時衰退したが、元禄7年(1694)に卍山道白禅師(まんざんどうはくぜんじ)が曹洞宗のお寺として再興し、現在に至っている。

このお寺のことはよく知らなくても、丸い窓と四角い窓が並ぶ印象的な風景は、テレビやガイドブックなどでご覧になったことがある方も多いのではと思う。
冬の雪景色、初夏の青もみじなど四季折々を切り取る窓が、一段と人々を惹きつけるのが、秋の燃ゆる紅葉が、キャンペーンポスターに使われる風景である。



まっすぐに伸びる北山杉の参道を歩き、山門へ。その奥に見える大きなモミジに期待が高まりますが、頭上にも禅の教えを表した丸窓様の輪があります。

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窓越しに眺めることに夢中になって、本堂裏の「鶴亀の庭」を見るのもお忘れなく。北山を借景とした見事な枯山水で、書院の縁側に座り眺めることができます。

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再興当時の姿を今に伝える本堂に、有名な丸い窓と四角い窓が並びます。
窓にはそれぞれ「禅の教え」が込められた名前があり、眺め方があるという。

まずは「迷いの窓」と呼ばれる四角い窓の前へ。
四角形は「人間の生涯」を象徴しており、窓越しにお庭を眺めながら、これまでの自分の人生を見つめてみる。そして、「悟りの窓」と呼ばれる丸い窓の前へ。
円は「禅と円通」の心を表し「大宇宙」を表現しているとか。この窓と向きあうことで気付きが生まれ、悟りの境地へと導かれるという意味が込められているそうだ。
こころ静かに自分自身と向きあい、「禅の教え」を感じてみましょう。

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本堂の血天井。「伏見城の戦い」で、徳川家康の家臣・鳥居元忠一派が討死した痕跡が残る床板が、供養のため天井におさめられています。

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この項 <完>

by mo-taku3 | 2015-06-17 11:01 | (寺社)京都の神社仏閣 | Comments(0)