人気ブログランキング |

西国(第9番)札所『興福寺南円堂』(奈良市)20150818

西国(第9番)札所『興福寺南円堂』(奈良市)20150818


興福寺南円堂は西国三十三所観音霊場の第九番札所です。

弘仁4年(813)に藤原冬嗣(ふゆつぐ)が父内麻呂(うちまろ)の冥福を願って建てた八角円堂です。
基壇(きだん)築造の際に地神を鎮めるために、和同開珎(わどうかいちん)や隆平永宝(りゅうへいえいほう)をまきながら築き上げたことが発掘調査であきらかになりました。
この儀式には弘法大師空海(こうぼうだいしくうかい)が深く係わったことが伝えられます。

興福寺は藤原氏の氏寺でしたが、藤原氏の中でも摂関家北家の力が強くなり、その祖である内麻呂・冬嗣親子ゆかりの南円堂は興福寺の中でも特殊な位置を占めます。
そのうえ本尊不空羂索観音菩薩(ふくうけんさくかんのん)像が身にまとう鹿皮は、氏神春日社(かすがしゃ)との関係から、特に藤原氏の信仰を集めました。

創建以来4度目の建物で、寛政元年(1789)頃に再建されました。
八角の一面は6.4m、対面径は15.5m、本瓦(ほんがわら)葺きの建物ですが、その手法はきわめて古様です。
堂内には本尊不空羂索観音菩薩像、四天王(してんのう)像(いずれも国宝)が安置いるようです。

桓武天皇の長岡京遷都までは、南都仏教の中心勢力であった。
このお寺は、戦国時代頃まで、藤原系の皇族だけでなく、足利 義昭なども座主に迎えられており、僧兵を主体とした一大武力を保持していた。

今回の目的は南円堂なので南円堂に直接つながる階段から上がることにした。

西国(第9番)札所『興福寺南円堂』(奈良市)20150818_e0237645_1742182.jpg


西国(第9番)札所『興福寺南円堂』(奈良市)20150818_e0237645_17421280.jpg


西国(第9番)札所『興福寺南円堂』(奈良市)20150818_e0237645_17422482.jpg


御詠歌で書いていただいた御朱印。

西国(第9番)札所『興福寺南円堂』(奈良市)20150818_e0237645_17423889.jpg


興福寺から春日大社に向かう途中に興福寺の本坊があった。
ここはあまり知られていないし、目立っていない。

西国(第9番)札所『興福寺南円堂』(奈良市)20150818_e0237645_17424941.jpg


東金堂(国宝)。
ここには、薬師如来、日光・月光菩薩などの重文。
国宝の文殊菩薩坐像、維摩居士坐像、維摩居士坐像、十二神将立像などがある。

西国(第9番)札所『興福寺南円堂』(奈良市)20150818_e0237645_17431067.jpg


見事な五重塔。
外人さんが全景を入れるためいろんな角度でスマホ写真を撮っていた。

西国(第9番)札所『興福寺南円堂』(奈良市)20150818_e0237645_17432569.jpg


右の五重塔の肥大が東金堂。
手前の基壇がこんどうのようだ。

西国(第9番)札所『興福寺南円堂』(奈良市)20150818_e0237645_17433520.jpg


なかなか味のある鐘楼。

西国(第9番)札所『興福寺南円堂』(奈良市)20150818_e0237645_17434946.jpg


南円堂の前にあった手水舎。

西国(第9番)札所『興福寺南円堂』(奈良市)20150818_e0237645_17445662.jpg


現在盛んに復刻中で規模も大きいため時間がかかりそうです。

御朱印
西国(第9番)札所『興福寺南円堂』(奈良市)20150818_e0237645_1442504.jpg







この項 <完>

by mo-taku3 | 2015-08-18 11:30 | (巡礼)西国三十三ヵ所 | Comments(2)

Commented by toshi-ohyama at 2015-09-14 08:56
中金堂の再建は平成30年とのこと 大きく様相が変わることと思います 南円堂は中学校の修学旅行時に初めて拝観して以来随分見て来ました(御朱印の文字がとても素晴らしい) シンメトリーを大事にする日本建築の中で北円堂と建築様式が異なるのが何時も気になります 興福寺では とかく阿修羅が話題となりますが 私は北円堂の無着世親に引き付けられます
Commented by mo-taku3 at 2015-09-14 16:17
丁度北円堂の特別拝観がやっておりました。
しかし、寄るタイミングがなく失礼しましたが、後になって行った方がよかったかなぁ~。と少し後悔です。
西国札所めぐりが目的で、2回目の巡礼ということもあり、御朱印は「御詠歌」でお願いしてます。
以前回ったのと対比してますが、この文字は変わった文字で味のあるものでした。