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「だんのうさん」として親しまれる【檀王法林寺】20151208

「だんのうさん」として親しまれる【檀王法林寺】20151208

このお寺の境内に入ると子供たち声が賑やかに聞こえてくる。
ここは檀王法林寺(だんのうほうりんじ)。

京都市左京区川端通三条にある浄土宗の寺院である。
正式な山号院号寺名は 朝陽山 栴檀王院 無上法林寺 であるが、人徳厚かった第2世住持の團王良仙を人々が親しみを込めて「だんのうさん」と呼んだ事から、当寺の呼称も檀王法林寺として定着したようだ。
團王良仙が琉球王国より帰国後、創建した浄土寺院の1つである。

西門の前には【だん王】の石柱が立つ。

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南門から境内をみると奥に仁王門が建っているのがわかる。
通常仁王門はお寺の表玄関に当たるものだが、ここからも色々な歴史をくぐりぬけてきた軌跡が伺える。

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駒札には由緒が書かれている。

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不思議なことに、駒札にはこの門が西門と云うことになっているように見える。
しかしこの門は正門ではなく「四天王楼門」と云うらしい。
確かに門の前には「派祖望西樓」とあり、扁額にも「望西樓」とあるが、これは文永9年(1272)に、望西楼了慧(ぼうせいろうりょうえ)上人により「悟真寺」として創建されたあと、この上人の遺徳から「望西樓」とつけられたようだ。

この門は表および裏に四天王が二体ずつ配置されている。
歴史を感じさせるよく出来た木刻像である。

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本堂は江戸時代中期に再建されたもので、駒札にもあるように彫刻・彩色などの装飾的要素が多用されており、また平面構成はこの時期の浄土宗寺院の本堂としては特異な存在のようである。

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この項 <完>

by mo-taku3 | 2015-12-08 15:35 | (寺社)京都の神社仏閣 | Comments(2)

Commented by toshi-ohyama at 2016-01-21 07:49
望西楼というからには西を向いているのかと思いきやこの楼門は南面なのですね 
写真の四天王は 広目天かと思われますが木彫ならではの曲線の美しさが際立って感じられます
司馬遼太郎が 四天王に踏みつけられている餓鬼の動きが少ないほど古い作品と解説して居ましたが 此の感じからして可也の年代物と見ました 何時も京都駅に向かうバスの中からちら見しているだけですが 参拝の価値がありそうですね
Commented by mo-taku3 at 2016-01-21 15:00
ここに寄ったのは3度目かな?と思います。
望西楼は上人さんの名前です。
四天王は大分傷んできていますがかえって歴史を感じて重厚感があります。
ただ見るものがこの望西楼があるだけなのでお気にめすものやら・・・です。