京都の紅葉⑦大原問答の『勝林院』20161115
大原問答で有名な「勝林院」です。
「浄土宗開祖法然が文治2 (1186) 年 (異説あり) に天台宗の顕真の招請によって大原の勝林院で浄土宗義について、各宗の学匠(がくしょう)の集会で、東大寺の重源(ちょうげん)・三論宗の明遍(みょうへん)・法相(ほっそう)宗の貞慶(じょうけい)・天台宗の智海(ちかい)・証真(しょうしん)ら十数人らと問答を行なったことをいいます。
法然はこれら高僧たちの質問に対して明確に応答し,浄土の宗義,念仏の功徳を説き,弥陀本願の深い妙旨を語ったので,集った多くの人々が信服し,それより3日3晩不断の念仏を称したと伝えられています。」
問答の方法とは、きっと「xxxx これ如何に!」の繰り返しで、片方が答えられなかった場合に負けたことになるようです。聞いてみたいですね。
ここは紅葉もきれいです。ご覧ください。
この項 <完>
by mo-taku3 | 2016-11-15 14:40 | (特集)紅葉情報 | Comments(2)
大原問答は法然上人が学問的に仏の衆生救済を体系付け 浄土宗を確立したエポックとして位置付けられます 母方の実家が浄土宗のため 多少依怙贔屓的な処は否めませんが 教義上の万民救済を整然と理論付けている点にとても親近感を感じます
プロの世界では間違いなくトップに君臨していたと思います。
しかし民衆は他力本願の神髄をゆく真宗に集まったのも、どの時代も変わらぬ習性でしょうね。
宗教は貧困・病気などを抱えるものとそれをうまく操る一部カリスマの構造のように思います。