京都「下鴨神社」に参拝20170607
下鴨神社(しもがもじんじゃ)は、鴨川(賀茂川)と高野川が合流する三角州に位置している。境内は12万4000㎡を有しているが、かつては495万㎡を領していた。正式には賀茂御祖(かもみおや)神社といい、「御祖(みおや)さま」「下鴨さん」とも親しまれている。
平安時代以来、「賀茂皇大神宮」「賀茂御祖皇大神宮」などと呼ばれ、近代以降は現在の呼称となった。また、上賀茂神社と総称し賀茂社、上賀茂神社と区別して、下社、賀茂下社とも呼ばれた。かつてはニ社は一社として扱われた。下賀茂(下鴨)とは、中世後期より呼ばれるようになった。
祭神は東本殿に賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)、西本殿に玉依姫命(たまよりひめのみこと)を祀る。
さて、奈良時代中頃(740-750年頃)、下社(下鴨神社)が上賀茂神社から分立したとみられている。また、750年、賀茂御祖大社に御戸代田一町を充てて奉ると記されてており、下社記述の確実なものの初例になる。(『続日本後紀』、848年の条)
765年以前、摂社の三井八代に仕えた下級神職・白髪部氏に「鴨禰宜白髪部」の氏姓が与えられ、上社からの分立が朝廷によって認められたという。
この項 <完>
by mo-taku3 | 2017-06-07 15:29 | (寺社)京都の神社・仏閣 | Comments(0)