西本願寺派「京都西山別院」20180208
平安初期、桓武天皇の発願により伝教大師最澄は京都西山の地に「久遠寺」を創建した。
この「久遠寺」が西山別院の前身となるが、長らく荒れていた模様で、その後1314(正和3)年、本願寺第三代宗主覚如上人が復興され、以後「久遠寺」は浄土真宗「念仏の道場」となった。
覚如上人往生の後は廟所がつくられ、「久遠寺」は本願寺歴代宗主兼帯所として大切にされてきた。
その後、応仁の乱や戦国時代の織田信長との抗争が起きるなど、再び荒廃していった。豊臣秀吉による京都の再編で、本願寺が堀川花屋町に定まり、また東西本願寺の分立騒動も落ち着いた頃、「久遠寺」の寺地は、徐々に整っていった。
1756(宝暦6)年、第17代法如上人の時、本願寺旧本堂(阿弥陀堂)が、新たな本堂造営に伴い、この西山の地に移築されている。現在では浄土真宗本願寺派僧侶を育成する「得度習礼・教師教修研修道場」と、宗教的情操教育を主眼とする「西山幼稚園」が境内に併設されている。
この項 <完>
by mo-taku3 | 2018-02-08 12:08 | (仏閣)京都のお寺 | Comments(2)
随分大きな本堂だなと思ったら 西本願寺の旧本堂を移築したものなのですね
観光客もいないようで 穴場かもしれませんね
私も桂に8年位住んでいましたが、その時は一度も言ってません。今回はたまたま近くに行ったので寄ってみました。
正直本堂以外は見るべきところがないように思いました。
遺跡らしきものは見当たりませんでした。
それでももう一回行ってみようと思ってます。