善峯寺「天然記念物の日本一の松」20190611
京都西山(洛西)に善峯寺がありますが、ここは西国三十三ヶ所観音霊場第20番札所でもあります。
平安時代中期の長元2年(1029年)に源算上人により開かれた天台宗系の寺院です。
室町時代には、後花園天皇が伽藍を改築され、当時は52の僧坊がありましたが、応仁の乱の兵火で焼失してしまいました。その後、江戸時代になり徳川5代将軍徳川綱吉の生母・桂昌院(けいしょういん)によって復旧され、今に至っています。寺域はとても広く、周遊路を上ると眼下には京都盆地が一望できます。
さて、このお寺には日本一の松と云われる「遊龍の松」(国指定天然記念物)というのがあります。場所は多宝塔の前にあり、「遊龍」の名称は安政4年(1857年)花山院前右大臣家厚公により付けられたものです。「新日本名木100選」に選ばれてもいます。
この項 <完>
by mo-taku3 | 2019-06-12 12:50 | (仏閣)京都のお寺 | Comments(1)