道元禅師(曹洞宗)示寂の地20190802
ここは、曹洞宗の開祖道元禅師が生涯を閉じたところで小さなスペースにひっそりと石碑*が建っている。
道元禅師とは、禅宗「曹洞宗」を日本で開いた人だが、正治2年(1200)に京都で生まれ、比叡山で出家した後、建仁寺の栄西禅師の門に入って禅を学び、貞応2年(1223)に入宋した。
帰国後、建仁寺に足をとどめたが、その後、深草に興聖寺(後に宇治に移る)を建て、教化活動を続けた。晩年にいたって、権勢を逃れ、越前(福井県)の地に永平寺を創建し、釈迦正伝の仏法である坐禅の厳格な宗風を樹立したことで有名。
禅師は建長5年(1253)、病の療養のために弟子懐奘を伴って上洛し、この地(下京区高辻通西洞院西入)にあった俗弟子覚念の屋敷に滞在し、同年8月に54歳の生涯を閉じた。
*場所は「京都市下京区高辻通西洞院西入永養寺町」で高辻通りに面している。
(ご参考)道元禅師が開いた「永平寺」
この項 <完>
by mo-taku3 | 2019-08-02 17:31 | (歴史)京都史 | Comments(2)
その意味では この石柱は 如何にも道元らしく好感が持てます 但し 道元の生きざまを映すのであれば 角ばった端正な柱頭の方が良いように思ったりします
これでよかったようですね。永平寺の羽や傘と比べてしまうんものですから。