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建仁寺伽藍配置と境内(京都五山)20190816

建仁寺伽藍配置と境内(京都五山20190816



京都と鎌倉にそれぞれ五山がある。これは、日本の禅宗のうち、臨済宗の寺院を格付けする制度として決められたものである。この制度の目的は、幕府が任命した住持(住職)を順次上位の寺に昇進させることにより、幕府の管理下に置き、コントロールしようというものである。

鎌倉幕府の5代執権・北条時頼の頃、中国の五山の制にならって導入したのが始まりで、その後いくつかの変遷を経て最終的には、京都と鎌倉にそれぞれ五山が決められ、その上に「五山之上」という最高寺格として南禅寺が置かれた。

現在の五山の順位が決まったのは、至徳3年(1386)、室町幕府3代将軍・足利義満の時である。

この建仁寺は京都五山第三位に格付けされている。

禅宗のお寺の伽藍配置の特長は、下の写真の二枚目にあるように、伽藍が一直線に並んでいることである。ここ建仁寺もそのように作られている。

建仁寺の開山は中国から日本に茶を広めたことで知られる栄西禅師であり、何と開基は源頼家とある。建仁寺には、国宝である俵屋宗達筆「風神雷神図」がある。

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この項 <完>





by mo-taku3 | 2019-08-16 16:14 | (仏閣)京都のお寺 | Comments(2)

Commented by toshi-ohyama at 2019-08-23 19:40
鎌倉期禅寺の伽藍様式が見事に残っていますね
之で大幅に寺域が縮小されたというのが信じられません
何時も整然としていてピンと張りつめた雰囲気が良いですね
Commented by mo-taku3 at 2019-08-24 20:55
祇園甲部の歌舞練場なども含め正伝永源院(織田有楽斎)の辺りまで寺域があったのではと思います。明治維新にざっくりけずられたようですね。
ここは大徳寺や妙心寺なども同じですが、入山料も取っておらず、境内を自由に出入りできるのは京都では珍しいです。