人気ブログランキング |

2012年 04月 21日 ( 1 )

御室仁和寺の【御室桜】便り

御室仁和寺の【御室桜】便り



京都には桜の名所は沢山あるが、その中でも特徴ある桜と言えば、ここ御室仁和寺の『御室桜』ではないかと思う。

仁和寺の歴史は886年第58代光孝天皇によって「西山御願寺」と称する一寺が建立を発願・建立された。
平安〜鎌倉期には門跡寺院として最高の格式を保つにいたった。
しかし1467年に始まった応仁の乱で、仁和寺はほとんどを兵火で焼失するという悲運に見舞われた。
応仁の乱から約160年後の1635年、仁和寺第21世覚深法親王は、徳川幕府3代将軍家光に仁和寺再興を申し入れ、承諾された。(仁和寺御伝)
さらには御所造替とも重なり、御所から紫宸殿(現 金堂)、清涼殿(御影堂)など多くの建造物が下賜され、1646年に伽藍の再建が完了し、創建時の姿に近づいている。
昭和になって、仁和寺は真言宗御室派の総本山となり、近年では平成6年(1994年)に古都京都の文化財の1つとしてユネスコの「世界遺産」に登録された。

e0237645_1452645.jpg

e0237645_14523438.jpg

e0237645_14524571.jpg

e0237645_14531836.jpg

e0237645_14595724.jpg


御室桜は遅咲きで、背丈の低い(2~3m)のが特徴。
近年までは、桜の下に硬い岩盤があるため、根を地中深くのばせないので背丈が低くなったと言われていたが、現在の調査で岩盤ではなく粘土質の土壌の影響であることが判明した。
ただ、粘土質であっても土中に酸素や栄養分が少なく、桜が根をのばせない要因の一つにはなっているようで、あながち今までの通説が間違いと言う訳ではなさそう。

e0237645_1501233.jpg

e0237645_1502851.jpg

e0237645_150434.jpg


丁度このときツツジが満開であったのが、桜とのコントラストとして見事であった。

e0237645_151294.jpg

e0237645_1511727.jpg

e0237645_1514552.jpg


このように多くの人出で賑わっていた。

e0237645_1515827.jpg



新品種の「泣き桜(御室桜)」
世界遺産の仁和寺(京都市右京区)にある国名勝「御室(おむろ)桜」のうち1本が新品種である可能性が高いことが、住友林業(東京)の研究で分かった。同社はクローン技術で苗を増殖させることにも成功。今後境内などに植樹し、生態の解明を進める。

御室桜の中でも境内に1本しかなく、最も遅く咲く通称「泣き桜」。住友林業がDNAを調べ、約200品種分のデータベースと照合したが、一致するものがなかったため、新品種の可能性が高いと判断した。
御室桜は境内に咲く遅咲きのサトザクラ約230本の総称で、9割以上は「御室有明(ありあけ)」と呼ばれる品種。いずれも高さ2~3メートルしか育たないが、御室有明が幹や枝を上へ伸ばすのに対し、泣き桜は横へ広げるように伸ばす。花の時期も泣き桜が御室有明から半月ほど遅れるという。




この項 <完>

by mo-taku3 | 2012-04-21 14:46 | Comments(0)